脛(すね)の外側が痛い原因は?|坐骨神経痛解説
当てはまる症状はありませんか?
- 歩いていると脛の外側が痛くなってくる
- 5分ほど歩いただけで脛が痛くて休憩が必要
- 片足が痺れている
- 腰を伸ばしたり反らせると脛の痛みが強くなる
- 腰を丸めていると脛の痛みが和らぐ
これらは坐骨神経痛の代表的な症状であり、長引くと治りにくい坐骨神経痛になります。
腰の背骨に変形が見られたり、神経の出口にあたる骨のすき間が狭くなっているときに多く見られます。
脛(すね)の外側が痛くなる坐骨神経痛とは?
坐骨神経は腰から伸びた神経線維の束が骨盤内を経由して、足先まで伸びている神経です。坐骨神経に傷がついたり炎症が起きると、神経の通り道のどこかで痛みを感じます。
脛(すね)の外側の痛みは腰の背骨の下あたりで神経線維が損傷しているときに多く見られます。
坐骨神経痛の症状
神経の症状は主に「痛み」「しびれ」「麻痺」の3つです。坐骨神経痛とは神経の症状の「痛み」を指しますが、「しびれ」や「麻痺」を伴うものも少なくありません。
坐骨神経痛を引き起こしている原因疾患や、神経の通り道のどこで損傷されているかによって、しびれや痛いところは変わります。
カウンセリングや検査で坐骨神経痛がなぜ起きているのか確認して、原因に合わせたケアを選択することが重要です。
坐骨神経痛の原因
腰や神経に急な外力が加わって神経が損傷することで坐骨神経痛が生じる場合もありますが、実際に整骨院で出会う坐骨神経痛のほとんどは以下の通りです。- 過去に腰を繰り返し痛めていた
- 腰の骨が変形して神経を傷つけた
- 椎間板が薄くなって神経を圧迫した
- 椎間板ヘルニアを放置していた
- 何度もぎっくり腰になった
- 座っていることや前かがみなど同じ体勢が多い
脛(すね)の外側に痛みがある坐骨神経痛は、腰の背骨のすき間が狭くなっていたり、腰の背骨に変形があるときに出やすい神経痛です。
坐骨神経痛は、神経に傷がついたり圧迫されたタイミングで突然強い痛みが出てきます。
変形は以前から徐々に進行していても、神経を傷つけるまでは無症状の場合もあります。
痛みだけを緩和させても、また神経が傷つけば繰り返しになるので、神経に傷がつきにくくなるように適切な対処が必要です。
坐骨神経痛の3大対処法
セルフケア
費用もかからず、気軽に行えるセルフケアは、正しい方法で行えば効果的な対処法です。最近ではYouTubeやInstagramで紹介されているセルフケアを試す方も多くなってきました。
ただ、坐骨神経痛は腰を曲げて悪化するものもあれば、腰を反らせて悪化するものもあります。
坐骨神経痛を引き起こしている原因によって、正しいセルフケアが正反対のこともあります。
良かれと思ったセルフケアが、かえって坐骨神経痛を悪化させる場合もありますから、専門家の指導の下、適切なセルフケアを選択することが重要です。
病院・整形外科
投薬、腰の神経に対するブロック注射、場合によっては手術など、医師の判断によって治療方針が提案されます。
以下の場合、早めに病院や整形外科で診断を受けることをお勧めします。
- どんな体勢になっても痛みが楽にならない
- 我慢できない痛みが長期間続く
- どんどん悪くなっていっている
- 便意をコントロールできずに失敗したり出づらくなっている
- 足の感覚がない
- 発熱を伴う
- 足に力が入らず動かしにくい
整骨院・整体院
薬やブロック注射で痛みを管理する必要があったり、外科的に患部を処置することが優先される場合以外は、整骨院や整体院で施術を受けることで、坐骨神経痛による脛の外側の痛みは緩和が期待できます。例えば、筋膜リリースを用いた整体は、神経痛を和らげる効果が報告されています。*1
また、坐骨神経痛の仕組みについて理解し、自己管理を上達させることは痛みが治まるのを早め、効果を持続させることが期待できます。*2
はる整骨院では症状に合わせた手技を行いながら、患部や体の状態をわかりやすく解説して、自己管理できることを目標に整体を提供しています。
脛の外側が痛くなる坐骨神経痛を早く和らげたい、効果を長続きさせたい方は、四條畷市のはる整骨院にご相談ください。
〈参考文献〉
*1 Wilke, J., Niederer, D., Fleckenstein, J., Vogt, L., & Banzer, W. (2016). Fascia release and the impact on the perception of pain and quality of life in women with chronic pelvic pain. Journal of bodywork and movement therapies, 20(1), 138-145.
*2 American Psychological Association, 2019, p. 25