テニスによる慢性腰痛
テニスによる慢性腰痛が腰椎分離症だったケース
50代・男性・事務職
初回の来院(1回目)
50代の男性が腰痛の相談で来院されました。
若い頃にテニスをしていた影響で、腰椎分離症と診断された経験があるとのことです。
現在は事務職で長時間のデスクワークが続き、慢性的な腰の痛みに悩んでいます。
座りっぱなしの時間が長く、立ち上がる際に痛みが強くなることが特に気になるとのことでした。
腰の状態を確認すると、腰椎の動きが制限され、筋肉の緊張が強くなっていました。
特に腰回りの筋膜が硬くなり、痛みを感じやすい状態でした。
まずは筋膜と筋肉の緊張をほぐす施術を行い、負担を減らしました。
施術後、腰の動きが少し軽くなったと実感されました。
痛みの根本原因が姿勢や体の使い方にあることを説明し、今後の施術方針を共有しました。
3回目の来院
施術を重ねることで、腰の痛みが少しずつ軽減してきました。
ただし、長時間座ると再び痛みが出るため、座り方の指導を行いました。
デスクワークが続くと無意識に前かがみになり、腰への負担が増えるため、正しい姿勢を保つ工夫が必要です。
この回では、腰椎の動きを改善するために関節の調整を行いました。
また、骨盤のバランスが崩れていたため、矯正を加えて負担を分散しました。
患者さんからは「座っている時の痛みが少し楽になった」との声をいただきました。
6回目の来院
腰の痛みがさらに軽減し、日常生活に支障が出にくくなりました。
しかし、立ち上がる時にまだ違和感が残っていました。
原因を詳しく調べると、脚の使い方に問題がありました。
座った姿勢から立ち上がる際に、腰に頼る動作になっていたため、下半身の筋力を使えるように調整しました。
施術後、立ち上がる際の負担が減ったことを実感されました。
さらに、腰に負担が集中しないように、体の使い方の指導を追加しました。
2ヶ月後の状態
施術開始から2ヶ月が経過し、痛みが出る頻度が大幅に減りました。
仕事中も痛みを感じにくくなり、業務に集中できるようになったそうです。
再発を防ぐために、日常の姿勢やストレッチの習慣を取り入れていただきました。
この頃には、腰だけでなく全身のバランスが整ってきたため、動作がスムーズになったことを実感されています。
施術方法のご紹介
① 筋膜リリース
状態の悪い筋肉は循環が悪くなり、酸欠や血流不足を引き起こします。
筋肉の役割は伸び縮みすることで関節を動かすことですので、状態の悪い筋肉は使いにくく、患部へ余計に負担をかける原因になります。
まずは、凝り固まった筋肉を手でていねいにほぐしていきながら、筋肉のコンディションを整えます。
ほぐす筋肉は患部だけでなく、全身が対象です。
筋肉をほぐしたら、筋膜リリースで筋膜のほつれを整えていきます。
筋膜リリースを受けると無意識に力んでいた力が抜けて、体が軽くなったような感じがします。
施術中は触れている筋肉の役割や患部の状態など、体のことを解説しながら進めていきますので、ご自身の体に理解を深めるきっかけにしていただければと思います。
② 関節マニピュレーション
患部だけではなく、骨盤や膝関節、肩関節や背骨など、患部の負担が減るように全身の関節を整えていきます。
はる整骨院はやさしい施術が特徴なので、リラックスして受けて頂くことができます。
関節にまっすぐ力が伝わるようになると、体幹がしっかりした感覚になります。
「力が出しやすい」「使える角度が広がった」といった感想を頂くことが多いです。
独自技術の整体で、関節や体のパーツがあるべき位置に整えられていくのを実感してください。
③ 機能的に使える体へ整える
コンディションが整った筋肉の力が正しく関節に伝わるだけでは、使いやすい体とは言えません。
使いやすい体とは、全身がタイミング良く機能的に使える体になることです。
整体後は体が伸びた効果に驚く方が多いです。
整体の効果を実感していただけたら、ぜひ普段使いで体の使いやすさを確認してみてください。
施術後には使いやすい体を使いこなしていただけるよう、体の使い方をアドバイスさせていただきます。
ご予約はこちらから
体の変化がわかりやすい施術です。
ご予約の際には「ホームページを見て予約」とお伝えください。
現在の状態とまとめ
現在はほぼ痛みがなく、日常生活を快適に過ごせるようになりました。
長時間のデスクワークをしても、以前のような強い痛みは出なくなったそうです。
この症例では、
腰椎分離症の影響を受けた筋膜の調整
骨盤のバランスを整える矯正
正しい姿勢と体の使い方の指導 を組み合わせることで、長年の腰痛を改善しました。
デスクワークによる腰痛は多くの方が悩んでいます。若い頃のスポーツ経験が影響することもありますが、適切な施術と体の使い方を変えることで、痛みを軽減できます。
「自分も同じような腰痛で悩んでいる」と感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたに合った施術で、痛みのない生活を取り戻しましょう。
その他の症状解説はこちらから👇
この記事を書いた人
痛みから自由に。カラダをもっと自在に。
はじめまして、院長の藤川です。
早く正確に痛みや症状を解決するには、1人ひとりのお話をしっかりヒアリングすることから始まります。
症状についてだけではなく、普段のことや関係ないと思われるようなことでも結構です。
いろんなお話を聞かせてください。
症状で抱えている不安や悩みを話すことで、自分自身の振り返りになり、冷静に症状を分析するきっかけになります。
痛くなった原因や体の仕組みについて一緒に考えていきましょう。
これは治療の効果を高めて、自己管理のスキルを向上する役割が報告されています。
たくさん話をすることでお互いをよく知り、安心感や信頼感も生まれます。
何より、施術中に皆さんのいろんなお話を伺うことは、私にとってこの仕事の楽しみでもあるのです。
施術は真面目に、コミュニケーションは朗らかに。 皆さんのおかげで、いつも明るい雰囲気で施術は進んでいきます。
痛みによる日常生活の制限はストレスになりますし、痛みが長引けば先行きが不安になることもあると思います。
そんなお悩みや不安、ぜひ聞かせてください。
痛みだけじゃなくて、不安や心配も解消して明るい気持ちになれるように、1人ひとりにオーダーメイドで体も心もサポートさせていただきます。
はる整骨院
院長 藤川 大介
【参考文献】
1、Zeidan, F., et al. (2016). Mindfulness meditation-based pain relief: a mechanistic study. Journal of Neuroscience.
2、Ehde, D. M., et al. (2018). Cognitive-behavioral therapy for individuals with chronic pain: efficacy, innovations, and future directions. American Psychologist.