症例 :猫背による肩こりと姿勢の改善

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症例 :猫背による肩こりと姿勢の改善

患者情報

  • 年齢・性別:32歳・女性

  • 職業:販売業(立ち仕事中心)

  • 主訴:猫背による肩こり、首の疲れ、見た目の印象が気になる

  • 既往歴:特になし

診察・評価

  • 背中が丸まり、肩が前方に巻き込まれた姿勢

  • 頚椎の前方変位(ストレートネック傾向)

  • 胸筋(大胸筋・小胸筋)の過緊張

  • 背部の筋力低下(僧帽筋下部・菱形筋・脊柱起立筋)

  • 骨盤の軽度前傾による姿勢の崩れ

施術内容

  1. 胸郭・肩甲骨の調整

    • 胸郭の可動域を広げるため、胸椎のモビライゼーションを実施

    • 肩甲骨の動きを改善するため、肩甲骨周囲の筋膜リリース

  2. 筋膜リリース

    • 大胸筋・小胸筋を中心に筋膜の癒着を解消し、肩が開きやすくなるようアプローチ

    • 僧帽筋上部・肩甲挙筋の緊張を緩和

  3. エクササイズ指導

    • 僧帽筋下部・菱形筋を鍛えるためのチューブトレーニング

    • 広背筋のストレッチ

    • 骨盤の安定性を高めるための体幹トレーニング(プランク・ブリッジなど)

経過

  • 初回施術後:肩の可動域が広がり、胸が開いた感覚を実感。肩こりの軽減。

  • 3回目:猫背の改善が見られ、姿勢を意識しやすくなる。

  • 6回目:肩こりがほぼ消失。立ち姿が変わり、周囲から「姿勢が良くなった」と言われるように。

  • 10回目:施術頻度を減らしても猫背が戻らなくなり、日常の疲労感も軽減。

考察

この患者さんは長時間の立ち仕事で、前屈みの姿勢が習慣化していました。胸の筋肉が過度に緊張し、背中の筋力が低下することで猫背が固定化され、肩こりや首の疲れにつながっていました。

施術では、単に筋肉をほぐすだけでなく、骨格のバランスを整えながら、必要な筋肉を強化することで姿勢を改善しました。特に肩甲骨周囲の筋力強化が猫背の矯正に大きく寄与しました。

また、患者自身が「猫背が見た目に影響している」と気にされていたため、日常での姿勢意識や簡単にできるエクササイズを取り入れることで、主体的に取り組む姿勢が生まれました。その結果、施術の効果が定着し、長期的な改善につながりました。

施術方法のご紹介

① 筋膜リリース

状態の悪い筋肉は循環が悪くなり、酸欠や血流不足を引き起こします。

筋肉の役割は伸び縮みすることで関節を動かすことですので、状態の悪い筋肉は使いにくく、患部へ余計に負担をかける原因になります。

まずは、凝り固まった筋肉を手でていねいにほぐしていきながら、筋肉のコンディションを整えます。
ほぐす筋肉は患部だけでなく、全身が対象です。

筋肉をほぐしたら、筋膜リリースで筋膜のほつれを整えていきます。
筋膜リリースを受けると無意識に力んでいた力が抜けて、体が軽くなったような感じがします。

施術中は触れている筋肉の役割や患部の状態など、体のことを解説しながら進めていきますので、ご自身の体に理解を深めるきっかけにしていただければと思います。

② 関節マニピュレーション

患部だけではなく、骨盤や膝関節、肩関節や背骨など、患部の負担が減るように全身の関節を整えていきます。
はる整骨院はやさしい施術が特徴なので、リラックスして受けて頂くことができます。

関節にまっすぐ力が伝わるようになると、体幹がしっかりした感覚になります。
「力が出しやすい」「使える角度が広がった」といった感想を頂くことが多いです。

独自技術の整体で、関節や体のパーツがあるべき位置に整えられていくのを実感してください。

③ 機能的に使える体へ整える

コンディションが整った筋肉の力が正しく関節に伝わるだけでは、使いやすい体とは言えません。

使いやすい体とは、全身がタイミング良く機能的に使える体になることです。
整体後は体が伸びた効果に驚く方が多いです。

整体の効果を実感していただけたら、ぜひ普段使いで体の使いやすさを確認してみてください。
施術後には使いやすい体を使いこなしていただけるよう、体の使い方をアドバイスさせていただきます。

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まとめ

猫背による肩こりや姿勢の乱れは、単なるマッサージでは根本的な改善が難しいケースが多いです。当院では、骨格調整と運動療法を組み合わせることで、姿勢の改善とともに痛みの軽減を図ります。同じようなお悩みの方は、お気軽にご相談ください。